審査が甘いクレジットカードはどれ?作りやすいクレカを解説
“店頭での支払いが便利、現金がなくても高額な買い物ができるなど、クレジットカードのメリットは多いものです。しかし、カードを契約するには主に支払い能力に関する調査があり、それが甘いことはありません。
審査がクリアできる自信がないと、甘い審査のカードはないものか?と考えてしまいますよね。審査が甘いクレジットカードはありませんが、比較的通りやすいカードはあります。
比較的審査が柔軟だと考えられるクレジットカードにはどのようなものがあるか紹介します。また、審査に不安がある人のカードの選び方、審査に落ちる原因や対策も解説。
審査通過できない場合でもカード払いをしたい場合におすすめの支払い方法についてもお伝えします。
目次
審査が甘いクレジットカードはない!その理由を認識しておこう
多くの人が持っているクレジットカードですが、利用する際には審査があり、誰でも利用できるわけではありません。また、クレジットカードの性質上、審査が甘いクレジットカードはありません。
会員カードやポイントカードとは異なるクレジットカードには審査がある
買い物でポイントが貯まるポイントカードや会員カードなどがあり、それらは審査なしで作成できることが多いものです。そのようなこともあるためか、中には、クレジットカードの契約には審査があることを知らないという方もいるようです。
知っているものについて最も高いのは、「クレジットを利用するためには、クレジット会社の審査を受けなければならない」(60.3%)である。
引用元:日本クレジット協会 令和4(2022)年 「クレジットに関する消費者向け調査結果」報告書 2023年7月 5.クレジット契約全般について知っているもの
調査結果によると、約4割の方が、審査について知らなかったということ。クレジットカードもカードローンや住宅ローンなどお金を借りるときと同様、審査をして通らなければ利用することはできません。
後払いで商品購入やサービスを利用できるクレジットカードには「信頼」が必要
クレジットカードの利用に審査が必要なのは、申込者が信頼できるかどうかを判断するためです。カードローンではお金を返済してもらえないと判断すれば、お金を貸すことはしません。
クレジットカードが利用できるのは、利用者が買い物をしたり、サービスを受けたりする費用をカード会社が代わりに払っているということです。利用者は後で利用代金を支払うことになります。
そのため、「後で支払いができない」方にカードを利用させるわけにはいきません。先にお金を払っても、その分をきちんと返してもらえるかどうか、信頼してよいかどうかを判断するためには審査が必要なのです。
審査での重要チェック項目は「支払い能力」
審査で重要視されると考えられるのは、支払い能力です。カード会社が先に支払いをした利用分を返済できる収入や貯金があるかどうかを審査で確認します。
クレジットカードがあれば、10万円、20万円、それ以上の買い物ができてしまいます。分割払いやリボ払いにすることで、気軽に高額なショッピングをしたり、サービスを受けたりすることもできるということです。
経済産業省でのキャッシュレスの支払いに関する調査結果を見ると、高額な支払いは現金やその他の支払手段(デビットカード、コード決済、電子マネー、銀行口座振替、銀行口座振込など)よりもクレジットカードを利用することが多いことがわかります。
業種 | クレジットカード | 現金 |
---|---|---|
ホテル | 65% | 27% |
航空券 | 62% | 28% |
家電量販店 | 58% | 27% |
百貨店 | 56% | 32% |
アパレル | 48% | 37% |
公共料金 | 32% | 24% |
スーパー | 32% | 40% |
※クレジットカードと現金以外の支払手段:デビットカード、コード決済、電子マネー、銀行口座振替、銀行口座振込など
高額になる可能性の高い買い物やサービスにクレジットカードを利用された後、支払いがしてもらえないのはカード会社にとっては困ってしまいます。
特に、利用可能上限額が高いカードや、海外旅行傷害保険など付帯サービスが手厚いランクの高いカードは、甘い審査をするわけにはいかないでしょう。
中でも年会費はカード会社にとって利益に直結するので、ランクが高いクレジットカードの審査は支払い能力の判断に慎重になると考えられます。
カード会社によって審査基準は異なるので1社が落ちても他は通ることもある
審査基準や審査内容はカード会社によって異なります。そのため、1社のクレジットカードの審査に落ちたからといって、ほかがすべて落ちるとは限りません。
審査通過できたカード会社でも、審査が甘いから落ちなかったとは言い切れません。安定した収入や信用情報以外に、正社員や公務員だったり、勤続年数が長かったり、持ち家があったりすれば審査に有利になることもあるでしょう。
ただし、収入がない、信用情報に遅延の情報や債務整理、強制解約などの情報がある場合は、審査通過は厳しくなると考えられます。
信用情報に異動情報がなく問題なく支払いができれば審査は特別厳しいものではない
甘い審査でクレジットカードが利用できることはありませんが、最低条件をクリアしていれば、審査通過ができる可能性は高いです。考えられる最低条件には、次の点が挙げられます。
- 申込者本人もしくは配偶者や親に安定した収入がある
- 信用情報機関に他社の支払いや返済の遅延情報がない
- 信用情報機関に債務整理や強制解約に関する情報がない
- 申込条件(年齢など)の対象となっている
上記のような点がクリアしていれば、支払いに関して信頼してもらえる可能性が高いです。
比較的審査に通りやすいと考えられるクレジットカード
審査が甘いクレジットカードはありませんが、対象や条件をクリアしていれば審査に通りやすいと考えられるクレジットカードを挙げてみます。
必ず審査に通るとは言えませんが、ほかのカードと比べると審査通過できる可能性が高いと考えられます。検討してみてください。
イオンカードセレクトはイオンでの買い物向けで55歳以上の方にもお得ポイントがある
イオンカードセレクトはイオンでの買い物をする方にお得なクレジットカードです。主婦だけでなく学生や55歳以上の方にもお得な点が用意されています。
また、18歳以上であれば申し込みは高校卒業年の1月1日以降から可能です。新社会人になる前でも条件がクリアできていれば申し込みができます。
イオングループ対象店で利用すれば、WAON POINT(200円ごとに1ポイント)が基本の2倍。毎月20日、30日はショッピング利用代金が5%オフに。55歳以上の方は毎月15日も5%オフで買い物ができます。
店頭受取りサービスを利用すれば、オンラインで申し込み後、最短30分でお店でカードを受け取り、買い物ができます。
審査がスピーディだからといって審査が甘いわけではありませんが、時間をかけなければできない審査はしていないとも考えられます。イオンカードの審査基準をクリアしていれば、審査通過できる可能性はあります。
また、店頭受取りサービスで受け取ったカードは仮のカードでイオンマークのお店のみで利用可能です。国際ブランドはついていません。キャッシュカード機能もありません。ブランドのつく本カードは、後日郵送されます。
即時発行カードは、イオン銀行の新規開設が条件だったり、1週間の受取り期間があったりします。
イオンカードセレクトのカード店頭受取りサービスのご利用は、イオン銀行口座を新規で開設するお客さまが対象となります。
また、本人確認書類と氏名や生年月日、住所が申し込み情報と一致しないと即時発行カードは受け取れないので注意が必要です。
年会費(税込) | 無料 |
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国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
利用できるまでのスピード | 店頭受取りなら最短30分。通常、申し込みから約2~3週間でカードが届く |
ポイント還元率 | 0.5%(WAON POINT) |
申込対象 | 18歳以上で電話連絡が可能な方(高校生の場合は、高校卒業年の1月1日以降から申込可能) |
ライフカードの有料タイプ(ch)は過去に延滞があるケースも個別に審査をしてくれる
ライフカードchは年会費を払う有料タイプで、独自の審査基準でカードを発行してくれるのが特徴です。過去にクレジットカードや携帯電話の支払いを延滞した、他社の審査に落ちたなど審査に不安がある方でも、個別に審査をしてくれます。
独自の審査基準なので、例えば、
① 過去に延滞がある方
② 初めてクレジットカードを作る方
③ 審査に不安のある方
など、ライフカードは一人ひとり個別に審査をします。引用元: LIFECARD 独自の審査基準
通常の年会費無料のライフカードとの違いは以下の通りです。
ライフカードch(有料) | ライフカード(通常) | |
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年会費(税込) | 5,500円 | 無料 |
申込資格 | 日本国内在住の18歳以上で電話連絡が可能な方 | 日本国内在住の18歳以上で電話連絡が可能な方 |
国際ブランド | Mastercard | Mastercard・VISA・JCBから選択 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(最高2千万円)、国内旅行傷害保険(最高1千万円)、シートベルト傷害保険(最高2百万円)、カード会員保証制度 | カード会員保証制度 |
弁護士無料サービス | あり | なし |
ポイント | 100円ごとにポイント加算(誕生日月は3倍・初年度1.5倍) | 100円ごとにポイント加算(誕生日月は3倍・初年度1.5倍) |
ETCカード | 無料 | 初年度無料。次年度から1,100年(前年度に利用があれば無料) |
ライフカードchは年会費無料のライフカードとポイント付与や申込資格も同じです。
有料タイプの方は、付帯サービスもあり、ETCカードは条件なしで年会費が無料です。電話もしくは面談での法律相談も無料(1時間)で利用できます。
年会費はカードが届いた際に現金での支払いになります。年会費の先払いも、信頼を得るための方法の一つでしょう。代金引換なので、年会費を払わないとカードを受け取れないので注意が必要です。
年会費無料のライフカードの審査に落ちる心配があるなら、年会費のあるライフカードを選択するのもよいでしょう。
年会費(税込) | 5,500円 |
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国際ブランド | Mastercard |
利用できるまでのスピード | 公式サイトに記載なし |
ポイント還元率 | 0.5%(サンクスポイント) |
申込対象 | 日本国内在住の18歳以上で電話連絡が可能な方 |
三井住友カード RevoStyleはリボ払い専用のクレジットカード
三井住友カード RevoStyleはリボ払い専用のクレジットカードです。高額な買い物をしても一回の支払い額が高額になりにくく、カード会社にとって「支払ってもらえない」というデメリットを軽減できます。
旅行傷害保険は付帯されていませんが、Apple PayやGoogle Payといった電子マネーも追加可能。ショッピング補償もあります。
ほかの三井住友カードと同様、ポイント還元もお得です。対象コンビニや飲食店で利用すると(タッチ決済などで)通常ポイント以上のポイントが加算されます。
請求月には次の2つのコースから選択できる特典もあります。
Aコース | 対象店舗(セブン-イレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソン、マクドナルド、ガスト、すき家、ココスなど)でVポイント+2%還元 |
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Bコース | 毎月タダチャン!:1日~末日までの利用金額5,000円(税込)以上で、1等から3等のいずれかが当たる。
|
リボ払い手数料は実質年率9.8%。残高スライドコースで利用残高に応じて支払い金額が以下のように変わります。
- 10万円以下:5,000円
- 10万円を超え20万円まで:1万円
- 20万円を超える場合は10万円増額ごとに5,000円増加
リボ払いは月々の支払い金額を抑えられるのがメリットですが、手数料がかかるため支払いが長期化すると、支払う額も増えるという点を忘れないことが必要です。
支払いがしやすくポイントも貯めやすいカードなので、計画的な利用ができれば便利でお得なクレジットとしておすすめです。
年会費(税込) | 無料 |
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国際ブランド | VISA |
利用できるまでのスピード | インターネットの申し込みで最短3営業日発行、約1週間でカードが届く |
ポイント還元率 | 0.5%(Vポイント) |
申込対象 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
学生や主婦でも申し込み可能!エポスカードは店舗での申し込みなら即日から利用できる
エポスカードの申し込み条件は、18歳以上で日本国内に居住していることです。学生も主婦など幅広い層の方が申し込み可能です。
収入がない場合審査通過は厳しいですが、学生や専業主婦でも配偶者や親に収入がある、年金収入があるといったことであれば、審査に通る可能性はあります。
また、エポスカードは即日発行が可能です。Webで申し込み審査結果をメールで受け取ったら、店頭(エポスカードセンター)で手続きをすればその場でカードを受け取れます。もしくはマルイのカードセンターで申し込みすれば、審査通過後その場でカードが発行されます。
エポスカードは特典が多いのもメリットです。
- 全国のレストランや居酒屋などの飲食店などでワンドリンクサービスなどの特典や割引
- 遊園地や水族館、カラオケ店、スパなどの入場料・ルーム料金が割引
- 美容院やネイルで割引
- 舞台やイベントチケットの優待
- エポスカードの提携商業施設でボーナスポイント獲得 など
さらに海外旅行傷害保険も付帯されています。ただし、利用付帯なので、旅行代金などをエポスカードで支払った場合に利用できます。
年会費(税込) | 無料 |
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国際ブランド | VISA |
利用できるまでのスピード | 店頭での申し込みやネットで申し込み店頭受取を選択すれば、最短即日発行が可能。郵送の場合は約1週間程度でカードが届く |
ポイント還元率 | 0.5%(エポスポイント) |
申込対象 | 日本国内在住の満18歳以上の方(高校生は除く) |
Nexus Cardはデポジットタイプなので審査に不安がある方におすすめ
Nexus Cardは保証金を預けて利用するデポジットタイプのクレジットカードです。保証金額は5万円~200万円。保証金の額が利用限度額となります。
公式サイトにも「カードの審査が不安、嫌な思いをしたという人におすすめ」と記載されているうえ、保証金を担保として預けるので審査は通りやすいでしょう。
保証金は担保として預けるものなので、支払いには利用できません。保証金を預けたうえで、カードの利用代金を後払いで支払います。
支払方法も1回払い、2回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス一括払いが選択可能。貯めたポイントはデジコのデジタルギフトとして利用できるほか、Amazonギフト券やマイルなどに交換できます。
年会費(税込) | 1,375円(別途発行手数料550円がかかる) |
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国際ブランド | Mastercard |
利用できるまでのスピード | 審査通過後3週間以内に振り込み。入金確認(2~3営業日)後カード発行 |
ポイント還元率 | 0.5%(Nexusポイント) |
申込対象 | 18才以上の方(高校生は不可) |
甘い審査ではないが審査通過しやすいと考えられるクレジットカードの選び方
審査が甘いということはありませんが、どちらかというと審査通過しやすいと考えられるクレジットカードの見極め方についてお伝えします。
ただし、審査通過しやすいと考えられるカードにはデメリットもあります。注意点も踏まえて選ぶことが必要です。
年会費無料のクレジットカードの方が審査通過しやすいことがある
先に紹介したライフカード(ch)のように、年会費を払うことで年会費無料のカードよりも審査を柔軟にしてくれるケースもあるので必ずとは言えませんが、年会費が無料のカードの方が審査通過しやすいことがあります。
なぜなら、年会費が有料のクレジットカードは付帯保険が手厚いことや受けられるサービスの質が高く、利用可能限度額も高く設定されていることが多いからです。
そのため、審査は慎重に行われると考えられます。収入によっては審査に落ちてしまう可能性が高いでしょう。
対象範囲が広く細かい条件の記載がないものを選ぶ
専業主婦や学生、年金収入でも申し込み可、申し込み可能な年齢の幅が広いなど、対象範囲が広いクレジットカードの方が、審査は通りやすいでしょう。対象範囲を広くしているカード会社は、それだけ多くの方に利用してほしいと考えている可能性が高いです。
一方で、年収や雇用形態などに関する条件を記載している場合、それだけ収入に安定性があることや、支払い能力において信頼できることを求めているということです。慎重な審査が行われると考えた方がよいでしょう。
一般ランクのクレジットカードから申し込む
クレジットカードにはステータス(グレード)の高いものがありますが、ステータスの高いカードは審査も慎重になることが多いので、一般ランクのものを選びましょう。
一般(スタンダード) |
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ゴールド |
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プラチナ |
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ブラック |
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ステータスの高いカードは付帯サービスも充実していたり、空港ラウンジを利用できたりするだけでなく、社会的地位を証明できる点もメリットです。しかし、利用可能額も高額になるため、支払い能力を確認する審査基準は高いと考えられます。
対象カードを年間100万円(税込)以上ご利用いただいた方へ、ゴールドカードに年会費永年無料(通常5,500円(税込))で切替えいただけるご案内メールをお届けします。
アップグレードをするには条件を満たしているほか審査があるケースも多いですが、実績がある分、新規で申し込むより審査も通りやすいでしょう。
利用可能限度額が低いクレジットカードを選ぶ
利用できる金額が高額なほど審査は厳しくなると考えられるため、利用可能限度額が低いものを選ぶのも方法の一つです。
先に述べたように、ステータスの高いカードは利用可能限度額も高くなります。便利ではありますが、審査では利用した分をしっかり払える収入があることをきちんと調査するでしょう。
スタンダードのクレジットカードでも、もちろん審査は行われますが、その際「高額な年収」である必要はありません。支払い日に利用代金を払える安定した収入があることがわかれば、年収だけを理由にカードの審査に落ちることはないでしょう。
ただし、利用可能限度額が低い場合は、計画的な利用が必要です。一括払いの場合は支払いが済めば利用可能額も元に戻りますが、リボ払いの場合そうはいきません。
リボ払いは毎月の支払い額が抑えられる点はメリットですが、利用代金に比べて支払い金額が少額だと、支払いがなかなか終わらず利用できる金額も限られてしまいます。
特に利用可能限度額が低いと、すぐに限度額いっぱいまで使ってしまうこともあるでしょう。必要なときにクレジットカードの利用可能額が少額で役に立たない、ということのないよう、カードを安易に使わないよう注意しながら利用することが必要です。
審査が通りやすいカードは付帯保険やサービスが充実していないことが多いので確認が必要
ゴールドカードやプラチナカードと比べるとスタンダードのカードは、傷害付帯保険がなかったり、特典や割引などのサービスが充実していなかったりするケースがあります。
例えば、旅行傷害保険の付帯について見てみましょう。
イオンカード | 海外旅行・国内旅行とも付帯なし |
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ライフカード(ch) | 海外・国内旅行傷害保険あり(自動付帯) |
三井住友カードRevoStyle | 海外旅行・国内旅行とも付帯なし |
エポスカード | 海外旅行傷害保険のみあり(利用付帯) |
Nexus Card | 海外旅行・国内旅行とも付帯なし |
エポスカードのように海外旅行のみ対象になっているケースもあれば、イオンカードのように海外・国内旅行のどちらの傷害保険も付帯していないケースもあります。
デポジットタイプのNexus Cardも問い合わせをしたところ、国内旅行・海外旅行とも旅行傷害保険は付帯していないそうです。
海外旅行はあまり行かないし、空港ラウンジの利用も興味がない、という場合はよいのですが、ビジネスや旅行で海外に行く場合は、海外旅行傷害が付帯されていた方が便利でお得になることもあります。
年会費が高いゴールドカードやプラチナカードになると、旅行傷害保険の補償が充実していることが多いです。
カード会社 | 付帯保険と支払上限額 |
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イオンカードゴールド | 旅行傷害保険(利用付帯):3,000万円 |
JCBゴールド | 国内旅行傷害保険(利用付帯):5,000万円、海外旅行傷害保険(利用付帯):1億円 |
旅行傷害保険は利用付帯か自動付帯かという点もチェックポイントです。自動付帯の場合、条件などはなく利用可能ですが、利用付帯の場合はホテル代や航空機の利用代金をカードで支払った場合に付帯されるというものです。
年会費が高額で審査も厳しいと考えられるカードは、空港ラウンジが利用できたり、カード会社のイベントに招待されたり、またレストランやホテルなどの割引など特典も充実していることが多いです。
しかし、一般カードだから特典やサービスがないということではありません。
一般カードでも、エポスカードのように全国にある提携の飲食店などで割引があったり、リクルートカードのようにポイント還元率が高くポイントを貯めやすかったり、お得なクレジットカードもあります。
特典やサービスが自分にとってお得になるかどうかを確認するのも、カード選びのポイントです。
複数枚のカードを作る際にはしっかり管理をする
審査に通れば何枚でもクレジットカードを持つことが可能です。実際、日本クレジット協会の調査では、発行枚数から計算すると、1人あたり3枚を保有しているという調査結果が出ています。
しかし、カードが増えるほど利用金額や支払い日などの管理も大変になるでしょう。
利用代金の支払い日や締め日、支払い方法などはカード会社によって異なります。特に支払い日と利用代金を把握しておく必要があります。
支払い忘れなどをすると支払いが確認できるまでカードが使えなくなります。1~2回程度なら信用情報機関に遅延などの情報が登録されることはありませんが、繰り返せば遅延情報として登録され、ローンや新規のクレジットカード作成の審査に影響を及ぼします。
支払い金額にも注意が必要です。支払い日が同じだったり、近かったりする場合、支払い総額を確認し残高不足で引き落としができなかった、ということにならないように計算をしておかなければなりません。
一括払いや分割払いにしている場合は支払う金額が高額になりがちなので注意しましょう。また、複数のカードでリボ払いを多く選択していれば手数料もかさみます。
用途で分けられる、複数の国際ブランドを利用できるなど、複数のクレジットカードを持つのはメリットもあります。しかし、審査が通るからといって、必要がないのにクレジットカードを増やさないことです。
甘い審査はない!審査に通らない可能性が高い人の特徴
株式会社JCBの調査では、クレジットカードの保有率は87%。数多くの人がクレジットカードを利用していることがわかります。
数字だけを見れば、審査は甘いのでは?誰でも作れるのでは?と思ってしまうかもしれません。確かに、「期日通りに利用した代金を払ってもらえる」と判断されれば、審査は通ります。
しかし、支払いに関する信頼が得られない人にとって、審査は甘いものではありません。どのような人にとって、審査は甘いものではないのか?審査に通らない可能性の高い人とはどういった人なのか把握しておきましょう。
審査はまず書類審査から!手順や内容を把握し問題になりそうな点を把握
クレジットカードの審査は、カード会社によって順序が異なることもありますが、次のような手順を踏んで行われることが多いです。
- 書類審査
- 在籍確認
- 取引履歴の確認
- 信用情報機関の登録情報を確認
- 審査通過可能かどうかを判断
- 申込者に連絡
書類確認では、本人確認書類と申込書の内容が違っていないかを確認し、なりすましなどで本人ではない人物が申し込んでいないかどうかをチェックします。引っ越しなどで住所が変更になった場合には注意しましょう。
カード会社によっては在籍確認といって会社に電話をして勤務しているかどうかを確認します。安定した収入があるかどうかの確認なので、在籍確認が取れないと審査は進みません。
さらに、申し込み先のカード会社と過去の取引を確認し、問題がなかったかどうかをチェックします。そこで問題があれば審査通過ができないことがあります。
このような手順で審査を完了し、「カードを利用しても支払いが可能」と判断されれば、審査通過の連絡があり契約手続きに進み、審査通過できなかった場合でも、メールや書面にて結果が通知されます。
審査の詳細は公開されていません。カード会社によって収入を重視するケースがあれば、過去の取引状況で支払遅延などを重視するケースもあるでしょう。
年収は高いのにカードの審査に落ちたという場合、ほかに問題があったということです。審査落ちの理由は問い合わせても教えてもらえないので、自分で認識する必要があります。
審査では支払い能力を重視されるので無職だと審査通過は厳しい
クレジットカードは「後からお金を払ってもらえる」という信頼のもと利用が可能になるものなので、「支払いができそうにない」と判断されれば、審査は通りません。そのため、まず無職の場合は審査通過できないと考えましょう。
審査が甘いとは言えないけれど柔軟性のあると考えられるカード会社であっても、収入がなければ支払いができないため、無職の場合カードの契約はできない可能性が高いです。
無職ではないとしても、収入に波があるなど収入が安定していない個人事業主やフリーター場合も、審査落ちする可能性があります。
一般的なクレジットカードは一括払いやボーナス払いのほか、リボ払いや分割払いが可能です。リボ払いや分割払いは毎月支払いを続けていかなければなりません。
カード会社によってスキップ払いや後から支払い方法を変更などの対応ができることもありますが、基本的に毎月の支払をする必要があります。そのため、毎月収入のある仕事に就いていることが、支払いに関する信用を高めることにつながります。
継続して安定した収入があれば、アルバイトやパート、派遣社員や契約社員でも審査通過の可能性はあります。ただし、次のようなケースは審査が厳しくなる可能性があります。
- 一定の職場での仕事ではなく単発バイトばかりしている
- 派遣会社に登録しているだけで仕事をしていない
- 派遣期間が短期の仕事ばかりしている
- 転職したばかりで勤務先で仕事をしている期間が短い
短期の仕事ばかりだと、収入が安定していないと判断されかねません。また、転職して間もない場合は、もしかしたらすぐに会社を辞めてしまうかもしれない、転職を繰り返しているのでは?などと考えられてしまう可能性があるため、審査が慎重になるでしょう。
ただし、申込みをする本人が専業主婦や学生で仕事をしていなかったとしても、配偶者や親に安定した収入があれば、審査が通る可能性があります。
その際、審査対象が配偶者や親になり、配偶者や親の勤務先や信用情報の調査が行われます。
また、年金収入がある場合も、申し込みが可能なカードもあります。例えば三井住友カードの「よくある質問」では、年金受給者でも申し込みが可能なこと、申し込みの際は職業の欄に「年金受給されている方」を選択することなどが記載されています。
必ずしも正規雇用である必要はありません。アルバイトやパートでも審査は通ります。ただし、収入に安定性がない場合、他の調査で問題があれば審査通過は厳しくなるでしょう。
信用情報を確認されるので債務整理などをしていると審査に影響する
信用情報に「支払いに関する信用ができない」と判断される情報があると、審査通過はできないでしょう。信用情報機関(CICやJICC、全国銀行個人信用情報センター)には、次のような情報が登録されています。
本人であることを確認できる情報 | 氏名や生年月日、住所、電話番号、勤務先など |
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契約内容に関する情報 | 契約の種類や契約日、契約金額、貸付金額など |
返済状況に関する情報 | 延滞や残高金額、入金日、完済日など |
取引事実に関する情報 | 債務整理、強制解約、破産申立など |
申し込みに関する情報 | 本人の氏名や生年月日、申し込み日など |
登録されている情報の中で注意しなければならないのは、支払いや返済の延滞、債務整理や強制解約などの取引事実、また、申し込みに関する情報です。
カードローンの返済やクレジットカードの支払いを期限通りに払わない、滞納しているなどの情報があれば、支払いをしてもらえない可能性があると不安視されます。
支払いや返済が1~2回遅れた程度なら、信用情報に登録されることはありません。ただし、遅延を何度も繰り返していたり、支払い日から61日以上、もしくは3ヵ月以上の遅延や滞納をしていたりすると信用情報に登録される可能性があるので注意しましょう。
また、破産や債務整理のほか、支払いができないだけでなく規約違反などをして強制解約になったことがあるといった人は、審査通過はできない可能性が高いです。
ただし、信用情報機関の情報には登録期間があります。期間を過ぎれば情報が抹消されるため、審査への影響がなくなります。
登録期間は内容や信用情報機関によって異なりますが、基本的には5~7年です。
契約・貸付金額や契約日などの契約に関する情報 | 契約継続中及び契約終了後5年以内 |
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延滞や完済日など返済に関する情報 | 契約継続中及び契約終了後5年以内 |
債務整理や破産申立、強制解約に関する情報 | 契約継続中及び契約終了後5年以内(債権譲渡関連の情報は1年以内) |
申し込みに関する情報 | 照会日から6ヵ月以内 |
破産や民事再生など官報に掲載される情報 | 決定日から7年を超えない期間 |
※官報情報は全国銀行個人信用情報センターのみ
クレジットカードの支払いやカードローンの支払いなどを遅延・滞納している状態の人はもちろん、完済日から5年経過していないという人は、カードの審査通過は難しいと言えます。
審査が甘いと言われているカード会社でも社内ブラックは審査通過できない
社内ブラックになっていると、審査が甘い、通りやすいと言われているクレジットカードでも審査通過できないことがあります。
信用情報機関に異動情報(カードやローンの支払い遅延や滞納など)があることをブラックやブラックリストなど言われることがありますが、信用情報機関は登録期間があるので期日が過ぎれば情報は消滅します。
しかし、カード会社や金融機関、携帯電話会社などは自社でブラックリストを管理していることが多く、それを社内ブラックと言い、社内ブラックの情報は無期限で情報が削除されることはありません。
社内ブラックになる理由の1つが、債務整理などで利用代金を免責されたケースです。
任意整理や自己破産などを行った場合、債務者(お金を支払う側の人)は借入金や利用代金を払わずにすむことがあります。
その場合、債権者(カード会社などお金の支払いを請求する側の人)は利用代金を支払ってもらえないということで、その情報が社内ブラックとして記録されます。
また、支払いを滞納して払えずに強制解約になったり、規約違反などトラブルを起こして解約することになったりした場合も社内ブラックになる可能性が高いでしょう。
注意したい規約違反の一つがクレジットカードの現金化です。カード会社ではクレジットカードを利用して現金を入手する行為を禁止しています。
クレジットカードで商品を購入し、それを買い取ってもらい現金を手に入れたり、キャッシュバックとして現金を手に入れたりするなど、ショッピング枠を利用して現金化するのは本来のクレジットカードの利用方法ではありません。
さらに、クレジットカードの現金化は悪質な業者が勧誘していることが多く、消費者庁や金融庁も注意するよう呼びかけています。
トラブルとして以下のような事例もあります。
現金が必要になり、「即日融資、担保・保証人不要、低収入でも融資」の広告を見て店へ行った。業者に「クレジットカードで買い物をすれば買い取る」と言われ車用品店へ行きカードのショッピング枠限度額70万円分の商品を購入した。しかし業者に40万円で買い取られ、またカード限度額分の買い物をしたのでカードが使えなくなり困っている。
カードで購入した商品は、高い金額で買い取ってはもらえません。カードの利用代金の支払いも残ります。現金が欲しいからといって安易に業者の勧誘にのってしまうと、今度はカードの支払いができずに困ってしまうということにもなりかねません。
支払いができなければ、カードの利用停止や最悪強制解約になることもあるでしょう。社内ブラックとなるだけでなく、信用情報機関にも情報が記録され、カードやローンの審査が通らないということになります。
社内ブラックは支払いに関するトラブルだけでなく、クレジットカードを正しく利用していない行為をした場合にも情報が記録されます。
社内ブラックになると当該のカードはもちろん、そのカード会社に関連する金融機関、例えば銀行カードローン審査における保証会社などになっていれば、その銀行のカードローン審査も通らない可能性が生じます。
時間が経過しても情報は消えないので、社内ブラックには注意が必要です。
18歳でも親の同意を必要とするクレジットカードもあるので注意
成人年齢の引下げにより、18歳でも親の同意なしにカードの契約ができるようになりました。学生でも(高校生は不可の場合が多い)カードの申し込みができるケースも少なくありません。
ただし、18歳でもカード会社によっては親の同意が必要な場合があり、同意が得られないと契約できないことがあります。親の同意書が必要だったり、印鑑が必要だったりするため、それが用意できなければ申し込みができません。
他社での借入が多いとキャッシング枠を付帯できない可能性がある
クレジットカードにはショッピング枠のほかにキャッシング機能が付帯できるものが多くあります。しかし、カードローンなど他社からの借入金額によっては、キャッシング枠を設定できません。
キャッシング枠が設定できないのは、キャッシング機能を付帯することで他社からの借入が年収の3分の1を超えてしまう場合です。
貸金業者である消費者金融からの借入は、貸金業法に従わなければなりません。貸金業法には総量規制という規則があります。
過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。
クレジットカードのショッピングの利用代金は総量規制の対象ではありません。ただし、お金を借りられるキャッシングは、カード会社が貸金業者として貸付をするため総量規制の対象となります。
そのため、キャッシング枠を設定すると年収の3分の1を超える金額を借りることになる場合、クレジットカードのキャッシング枠は設定できません。
嘘の情報を申告すると信頼を失うことがあるので注意
申し込みをする際、審査に落ちたくないからといって嘘の申告をして、それが嘘であることが判明すれば審査は通りません。
年齢を偽ったり、本人確認書類を偽造したり、すでに退職した会社名を書いたりしても嘘であることがバレてしまう可能性は高いものです。特に在籍確認をするカード会社は少なくないので、会社に電話をされれば在籍しているかどうかはすぐに分かります。
また、在籍確認などの代行(アリバイ)業者の利用を考える人もいるかもしれませんが、安易に利用するのはおすすめしません。
アリバイ業者は在籍会社を用意し、在籍確認の電話に対応したり、提出書類を作成したりしてくれる業者です。依頼すれば審査通過の可能性も出てくるかもしれません。しかし、それはカード会社に嘘をついているということです。
落ちる原因を取り除く!審査通過するために守るべきこと
どのクレジットカードも審査が甘いことはなく、契約をして利用するには条件や基準をクリアする必要があります。審査通過するために守っておきたいことや注意したい点について解説します。
申し込み条件をクリアしているか確認する
審査基準や内容は公表されていなくても、申し込み対象や条件は明記されているので自分が対象となっているかどうかを確認しましょう。
18歳だからといって、すべてのクレジットカードに申し込みできるわけではありません。申し込み対象を20歳以上としているカード会社もあれば、ランクの高いカードになると25歳以上としているケース、「JCBカード W」のように、18歳~39歳限定といったカードもあります。
申し込み対象や条件に、「安定して継続した収入がある方」とあれば、無職の方は申し込みできません。また、電話連絡が可能な方、国内在住の方、携帯電話でのメールが可能な方などといった条件を提示しているカード会社もあります。
審査は比較的甘いかもしれないと考えられるカードだとしても、条件や対象から外れていれば申し込みができません。申し込み条件はしっかり確認しましょう。
無理なく支払える安定した収入を得る
審査に通るには、「継続して安定した収入」が最低条件とも言えます。ただし、年収500万円以上でなければ契約できないというわけではありません。重要なのは、他社カードや借入などを含め、無理をせずに支払いができる収入があることです。
安定性からみると正規雇用や公務員といった職業であればより審査通過はしやすいと考えられますが、必ずしも正社員である必要はありません。
アルバイトやパート、派遣社員や契約社員でも申し込みができ、契約も可能です。ただし、安定した収入があることも大切なので、長期的にできる仕事選びが必要です。派遣社員の場合も短期契約ばかりの仕事ではなく、できるだけ長期契約ができる仕事をするようにしましょう。
他社からの借入や支払いが多い場合は、収入アップを目指して転職を検討するのも方法の一つです。転職をする際は、いつから仕事ができて収入がいつから得られるのか、研修期間などで月収が減ることもあるのかなどもチェックすることを忘れないようにしましょう。
本人確認書類はきちんとそろえ「なりすまし」を疑われないようにする
クレジットカードの申し込みの際には本人確認書類が必要です。さらにカード会社や申込方法によって、金融機関の通帳や銀行印などが必要な場合もあります。
本人確認書類が用意できないと申し込みができません。なぜなら、「犯罪収益移転防止法」により、本人であることを確認し、なりすましを防ぐ必要があるからです。カード会社に提出した書類は一定期間保存されます。
本人確認書類は氏名、生年月日、現住所が確認できるものを2種類用意しておきましょう。例としては以下のような書類があります。
- 運転免許証や運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- 在留カードや特別永住者証明書
- パスポート(住所が記載されているもの)
- 官公庁発行書類で氏名、住所、生年月日が確認でき顔写真があるもの
- 各種健康保険証
- 国民年金手帳
- 母子健康手帳
- 印鑑登録証明書
- 住民票の写し など
オンラインや店頭など申し込み方法によっては、運転経歴書は対象外だったり、住民票や印鑑証明書は発行から6ヵ月以内のものであったり、条件付きの場合もあるので注意が必要です。
また、提出する際には、次の点に注意しましょう。
- 申込書などに記入(入力)した住所と提出した書類の住所が異なっている
- 有効期限や指定された発行期間が過ぎている
- 書き間違いなどのミスで正しい情報が伝わっていない
- オンライン申込の際、文字などが不鮮明で確認できない
- 顔写真付きの書類が提出されていない
引っ越しなどをしたばかりで書類の住所変更をしていないと、申告した住所と提出書類の住所が違ってしまいます。また、カード会社によって発行期限を指定していることも多いのでチェックしておきましょう。
書き間違いや入力ミスなどちょっとしたミスがあっても、本人確認ができません。また、旧漢字などを使用している場合も注意しましょう。
お名前については常用漢字で入力してください。
(例)「﨑→崎」や「髙→高」など旧漢字登録ではカード受取り時の本人確認ができない場合がございます。
本人確認は、犯罪やテロ行為などによって被害や利益を出さないためにも重要なことです。ささいな間違いや矛盾があると申し込みを受け付けてもらえません。
先にも述べましたが、虚偽の申告もしてはいけません。
クレジットカード会社が行う本人確認に際して、お客様が「氏名」「住居」及び「生年月日」を偽った場合には、この犯罪収益移転防止法により罰則が課せられることがあります。
申し込みをする前には注意事項などを確認したうえで、記入ミスなどをしていないか再度確認をしてから申し込みましょう。
審査結果が遅いからといって落ちたとは限らないので慌てて次の申し込みをしない
複数のカード会社に申し込めばどれかは審査に通るだろうと思うこともあるかもしれません。また、早くカードが欲しい場合、審査結果が待てなかったり、結果が遅いから落ちたのかもしれないと思ったりすることもあるでしょう。
だからといって、一度に何枚も申し込まないことです。短期間で何枚ものカード会社に申し込みをするのは、審査において悪い影響を及ぼす可能性があります。
一度にもしくは短期間で複数の申し込みをすると、「現金がないのでカードを使いたいのでは?」と思われてしまい、収入が少ないのではないか、カードの支払いなどに困っているのではないか、と判断されかねません。
カードの申し込みは信用情報機関に記録されます。申込日や申込先などは審査でチェックされるため、隠すことはできません。
審査時間はカード会社によっていろいろですが、オンラインでの申し込みやバーチャルカードなどは早ければ当日もしくは翌日に発行されることもあります。しかし、申込時間や申込件数などによっては、審査に時間がかかることもあるものです。
審査結果がどのような方法で連絡が来るのかも確認しておきましょう。メールでの連絡も少なくありません。審査結果がなかなか来ないと思っていたら、迷惑メールフォルダに入ってしまっていたということもあります。
メールがきちんと送られてくるよう、設定をしておくことも必要です。慌ててすぐに次のカードを申し込む前に、審査状況をチェックしたり、メールなどが届いていないかチェックしたりすることをおすすめします。
審査に落ちてしまった場合、申し込み記録は6ヵ月間消えないので、再度申し込むときは半年以上待ってから申し込んだ方がよいでしょう。
他社カードは期限通りに支払わないと信頼を得られずに審査落ちする
クレジットカードを複数持っていて支払いがある、カードローンでお金を借りているなら、支払いや返済は期限通りに済ませ、遅延しないことです。
支払遅延をしないためには、次の点に注意しましょう。
- 支払い日を忘れない
- 利用代金を把握しておく
- 支払金額を把握しておく
- クレジットカードやカードローンを必要以上に利用しない
複数の支払いがあると支払い日をうっかり忘れてしまうこともあるものです。払うお金がないわけでなく支払い日を忘れただけでも遅延は遅延です。
口座振替にするなど、支払い忘れを防げる方法を選択しましょう。口座振替にしても、一度に多額の引き落としがある場合は注意が必要。残高不足にならないよう、確認をしておくことをおすすめします。
現在どれくらい利用していて、支払いはどれくらいあるのか、をきちんと把握しておきましょう。「これくらい使っても大丈夫だろう」など、適当に利用しているとすぐに利用代金は膨らんでしまうものです。
支払日に払うお金が足りないと、遅延や滞納につながってしまいます。
利用代金が高額になれば支払い金額も増えます。リボ払いや借入は利息もつくので、利用した金額よりも多く払うことを忘れないようにしなければなりません。
来月の支払いがいくらになるのかを把握しておけば、支払い金額が払えないという事態を防げるでしょう。
「お金が足りなくて払えない」という状況にならないためには、カードの使い過ぎや借入のし過ぎをしないこと。必要なときだけ利用するようにしましょう。
コンビニなどは1回の支払い額は少額でも、毎日のように使っていれば利用代金も増えます。ポイントが付与されるなどメリットはあるかもしれませんが、使った分は支払いが必要です。
「まだこれだけ使えるから」「まだこれだけ借りられるから」と考えるより、支払い金額はいくらかを考え、使過ぎないことが大切です。
借入や利用代金が多い場合は臨時返済などで利用金額を減らしておく
利用代金や借入金額は少額の方が、審査は通りやすくなります。ボーナスが出たなど余裕があるときは、臨時返済などをして利用代金を減額しておくことをおすすめします。
臨時返済(繰上返済)は、毎月に支払い以外に返済をすることです。カード会社によって支払い方法は異なりますが、銀行振込や公式アプリなどを利用してコンビニで支払うことが可能です。
セゾンカードなどは希望に合わせて、次のような返済を選択できます。
- 今回請求額のみ
- ショッピングの一部もしくは全額
- キャッシングの一部もしくは全額
臨時に支払いをすることで、利用代金を減らせるだけでなく支払い期限を短くすることもでき、その分利息の支払いを減らせるのもメリットです。
また、臨時に返済をすれば利用可能額も回復できるので、必要なときに使える金額が増えて安心できる点もメリットです。
良いクレヒスを積んでおくことで信頼を得やすい
良いクレヒス(クレジットヒストリー)を積んでおくと、審査に通過しやすいとされています。クレヒスとはクレジットカードやカードローンの申し込みや契約、支払いや返済状況といった信用情報のことです。
良いクレヒスとは、期日通りに問題なく支払いがなされ、カード会社とのトラブルなどもなく、信用できる利用者であることがわかるものです。
反対に悪いクレヒスは、返済遅延や滞納があったり、規約違反などで強制解約になったりしている記録で、審査に悪い影響を与えます。
実績として良いクレヒスを積んでいれば、信頼度も高まり審査通るというわけです。
クレジットカードなどを作ったことがない場合、信用情報機関には当然利用履歴はありません。その状態をスーパーホワイトと言います。悪いクレヒスがないかわりに、よいクレヒスもないため、信頼度においてよい影響も与えません。
初めてクレジットカードを作る場合、審査に通りにくいことがあると言われるのはそのためです。しかし、年齢によっては初めてカードを作成するのは不自然なことではないため、ほかに問題がなければ審査通過できる可能性は高いです。
ただし、30代、40代などでクレヒスがホワイトの場合、悪い影響を与えないので安心かというとそうとも限りません。返済遅延や強制解約、債務整理といった情報は5年~7年後に抹消され、クレヒスはホワイトになるからです。
カード会社は、クレジットカードなどを契約したことがないためホワイトなのか、それとも金融事故などを起こしたけれど登録期間が過ぎたためクレヒスがホワイトなのかは判別できません。
もちろん、信用情報にネガティブな情報が登録されていれば審査通過はできません。ホワイトの方が審査には通りやすいということは言えます。
しかしより審査通過率をアップするには、カードを契約し、問題なく支払いをしていくといった良いクレヒスを積むことが必要です。
ブラックでは審査通過できないので不安がある場合は信用情報を確認
信用情報に金融事故などネガティブな情報があることをブラックと呼ぶこともあります。自分がブラックかどうか、わからないこともあるものです。
過去に金融事故を起こしていたけれど、すでに登録期間は過ぎているはず、と思っても、確かかどうか不安になることもあるでしょう。その場合は、信用情報機関に情報開示を依頼することで、ブラックかどうかがわかります。
信用情報機関によって詳細は異なりますが、申し込み方法や費用は次の通りです。
申込(開示)方法 | インターネットもしくは郵送 |
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手数料(税込) | 500円~1,500円程度 |
開示までの時間 | 1営業日~10日程度 |
急ぎの場合は、インターネットでの開示がおすすめです。インターネットの場合はクレジットカードかオンライン決済、キャリア決済での支払い、郵送の場合は申告手続き利用券(開示利用券)で支払います(CICの場合は定額小為替の支払いも可能)。
審査通過できなくてもカード払いをしたい場合におすすめの支払い方法
キャッシュレス化が進み、中には現金では購入できなかったり、サービスを受けられなかったりするケースもあります。レジなどでもカードでの支払いはスピーディで便利なものです。
しかし、審査に通らないとクレジットカードは利用できません。その場合、デビットカードやプリペイドカードといった審査なし、もしくは審査通過しやすいカードを利用するのもおすすめです。
使い方はクレジットカードとほとんど同じです。支払いの際にカードを提示してサインをしたり、暗証番号を入力したりして支払いをします。カードによってはサインレスで利用可能です。
インターネットで利用する場合は、「デビットカード」もしくは「クレジットカード」を選択し、必要に応じてカード番号やセキュリティコードなどを入力し決済をします。
特にプリペイドカードやデビットカードは審査通過しやすいだけでなく、使い過ぎない点が大きなメリットです。審査に通らない場合でもカード払いをしたい場合におすすめの支払い方法を紹介します。
デビットカードは利用代金が自分の銀行口座から即時に引き落としされる
デビットカードは料金を後払いするクレジットカードと異なり、利用代金が即時に自身の銀行口座から引き落とされるものです。利用限度額は口座に入金されている金額で、原則審査も不要です。年齢など申し込み条件がクリアできれば発行できます。
国際ブランドも付いているので、加盟店での利用も可能。ポイントも付与されます。利用できる金額が自身の口座に入っている金額なので、使い過ぎて支払いができないということはありません。
カード会社にもよりますが、15歳以上(中学生をのぞく)から発行可能です。キャッシュカードと一体になっているカードもあり、一体型はATMでお金を引き出すこともできます。
ただし、支払い回数は1回のみです。リボ払いや分割払いはできません。ETCカードの発行やキャッシング機能なども付帯されていません。また、利用できるのは口座に入金されている金額なので、いくら利用できるか把握しておく必要があります。
すべての店舗で利用できるわけではありません。国際ブランドの付いたデビットカードなら利用しやすいですが、キャッシュカードがデビットカードとして使える「J-Debit」の場合、利用可能な店舗が限られていることも多いので利用する前には確認する必要があります。
プリペイドカードはあらかじめチャージ(入金)をした分だけ利用できる
プリペイドカードはあらかじめお金をチャージ(入金)して使うカードです。プリペイドカードには、次のような種類があります。
QUOカード | コンビニエンスストアやドラッグストア、書店などで使える商品券 |
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図書カード | 書店で本や雑誌が購入できるカード。オンラインでも利用可能 |
Amazonギフトカード | Amazonの商品を購入できるプリペイド式のカード |
Visaギフトカード | Visa加盟店で使えるギフトカード。国内・海外、オンラインでも利用可能 |
上記のようなプリペイドカードは使い切りタイプで、3,000円や5,000円など利用可能金額が決まっているものです。利用金額まで達したらそれ以上は使うことができず、チャージをして利用することはできません。
使い切りタイプのプリペイドカードには、eギフトやU-NEXTギフトコードなどオンラインで利用できるプリペイドカードも多く、ギフト用としても重宝されています。
プリペイドカードには使い切りではなく、チャージをして何度も繰り返し使えるタイプもあります。事前にお金をチャージし、チャージした金額の範囲内で利用できます。
nanaco | セブン-イレブン、イトーヨーカドーなど全国80万店舗以上で使える。nanacoポイントが貯められる。1ポイント1円分を電子マネーに交換して利用できる |
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楽天Edy | 全国135万個所の加盟店で利用可能。1回25,000円までチャージできる。ポイント+加盟店なら200円で2ポイントが貯められる |
バンドルカード | Visa加盟店で利用可能。アプリをインストールして生年月日や電話番号を入力すれば利用できる。後払いの「ポチっとチャージ」がある。ポイント付与サービスはなし |
Kyash Card | Visa加盟店で利用可能。QUICKpay、Visaタッチ決済に対応。リアルカードの発行には900円が必要 |
かぞくのおさいふ | Visa加盟店で利用可能。満6歳以上(小学生以上)が発行できるプリペイドカード。アプリで家族の利用残高などを管理できる。Vポイントが付与される |
チャージタイプのプリペイドカードは、チャージ可能金額内で金額を決めて入金し使うのが特徴です。18歳以下でも発行できるカードや申し込めばすぐに発行可能なカードもあります。
多くはアプリで管理でき、利用すると通知が来るようになっているので、万が一不正利用などがあった場合でもすぐに対処できます。ポイントが付与されるカードも多いです。
ただし、チャージできる範囲内での利用しかできず、リボ払いや分割払いにも対応していません。
デポジットカードなら保証金を預けることで信頼度が高まる
デポジットカードは保証金を預け、その金額を上限として利用できるという仕組みのカードです。預けたお金を支払いに使うわけではありません。預けたお金は保証金となるもので、支払いは口座から引き落としされます。
引き落としはデビットカードのように即時に引き落としされるのではなく、1~2ヵ月後です。引き落とされれば、利用可能枠が回復します。そのため、プリペイドカードのようにチャージをする手間もかかりません。
分割払いやリボ払いに対応しているケースも多く、ETCカードが発行できるカードもあります。ポイントも付与されるケースが多いです。
保証金を預けるとはいえ、デポジットカードは審査がないわけではありません。ただし、通常のクレジットカードよりは柔軟性のあり審査である可能性はあります。
年会費がかかることが多いのですが、中には旅行傷害保険や優待特典サービスなどが付帯されているケースもあります。ただし、キャッシング機能はありません。
高額な保証金を用意できなくてもカードを作れる可能性はあります。また、保証金以上の利用はできないので、クレジットカードを使い過ぎてしまう人にはそれを回避できるのでおすすめです。
家族カードなら審査の必要がなく支払いも本会員に請求が行く
自身でクレジットカードが作れない場合は、親や配偶者などに依頼して家族カードを作ってもらうのも方法の一つです。
家族カードとは、カードの本会員の家族を対象に発行可能な追加カードの一つです。そもそも家族がクレジットカードを所有していなければ発行はできません。家族がクレジットカードを持っているなら審査もありません。収入がなくても作成可能です。
ポイントを貯めやすいのも家族カードのメリットです。家族カードを利用した際もポイントが付与されるので、本会員だけで利用するよりも効率的にポイントが貯めやすくなります。ポイント還元率の高いカードを選ぶとよりポイントが貯めやすくなるでしょう。
また、家族カードの場合、年会費が無料だったりまた本会員より安かったりするケースも多いです。
家族カードはすべてのクレジットカードで発行できるわけではありません。家族カードを取り扱っていないカード会社もあるので確認が必要です。また、追加カードとして発行できても条件があります。
一般的には本会員と生計をともにする18歳以上の配偶者、子ども、親が対象です。ただし、本会員が学生の場合は、申し込みできないケースも多いです。
家族カードは発行可能なカードの種類など制約や条件があることもあります。
以下カードについては、申し込みにあたり制約があります。
・申し込み対象が配偶者や女性、卒業生などに限定されているカード
(例) JCBネクサス、JCBレディスカード、慶應JCBカードなど
・申し込み人数が限られているカード
(例) JRカードなど引用元: JCB 追加カード お申し込み対象
枚数に上限がある場合も多いです。
ご家族で3枚まで発行可能
家族カードで利用できる金額は、本会員の利用可能額の範囲内です。家族カードを作っても、その分の利用可能枠が別途できるわけではありません。
利用代金は本会員の利用明細に記録されますので、家族カードの利用分も本会員は把握することができます。そのため、あまり使い過ぎると本会員の利用分が減ってしまうので、注意して使う必要があるでしょう。
利用代金も本会員の口座から引き落としされます。自身で払う必要はないかもしれませんが、使い過ぎると本会員から制限される可能性もあるので計画的に使うことが必要です。
家族カードは本カードの追加カードなので、本会員がカードを解約すれば家族カードも利用できなくなります。本会員が利用代金を払っていなければカードは利用できません。
また、家族カードを作成しても家族の実績にはならないため、クレヒスを積むことにはなりません。クレヒスを積むには自身でクレジットカードを契約し、きちんと支払いをしていくことが必要です。
カードや現金のほかポイントを貯めて利用する方法もある
クレジットや現金以外での支払い方法として、ポイントカードを作成しポイントで払うという方法もあります。ポイントカードは審査なしで作成可能です。申し込みをすればすぐに作成可能なものがほとんど。主なポイントカードには、次のようなものがあります。
楽天ポイントカード | コンビニエンスストアや飲食店、ドラッグストアなどで貯めたり使ったりすることができる。1ポイント1円で利用可能 |
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dポイントカード | ポイント加盟店で1.5倍などポイント倍率アップが可能。利用金額に応じてランクがありランクアップでポイント倍率もアップ。ドコモの携帯料金の支払いにも利用できる |
Vポイントカード(旧Tポイント) | Vポイントの提携先は実店舗で165,548店舗(2021年6月現在)。ポイントが貯まるキャンペーンなども多く開催 |
Pontaカード | ローソンで対象商品や引換券などに交換できるなどの特典がある。リクルートと提携しているので、じゃらんでの利用でポイントアップが可能。JALマイルへの交換もできる |
マツキヨココカラポイント | マツモトキヨシやココカラファインを利用する人におすすめ。100円で1ポイント貯まり、マツキヨやココカラファインでの買い物に利用可能。10~15%オフクーポンもありお得。dポイントも貯められる |
ポイントを貯めたり、利用できたりするのは対象店です。対象店であっても一部利用できない店舗などもあるので確認が必要な場合もあります。
ポイントを貯めればポイントで買い物がサービスを受けられるのはお得ですが、ポイントには期間限定や有効期限などがある場合も。期限には注意して損をしないようにしましょう。
アプリをダウンロードすれば、アンケートやゲームなどでポイントを貯められるのもメリットです。利用金額に応じてポイント倍率が高くなるなどのランクアップサービスがあるものも少なくありません。
また、ポイントサイトで貯めるという方法もあります。「ポイントインカム」や「モッピー」、「WARAU」などのポイントサイトは、ゲームやアンケート、ポイントサイトを通じて買い物をしたりすることでポイントを貯められます。
貯めたポイントは現金に換金できたり、dポイントや楽天ポイント、PayPayなどに交換できたりします。ポイントの主な貯め方は次の通りです。
- ゲームをする
- クイズに答える
- アンケートに答える
- モニターに参加する
- 広告を見る
- 記事を読む
- 広告から買い物をする、資料請求をする、契約をする
- アプリをダウンロードする など
ポイントの交換先が豊富なサイトも多く、自身の使いやすいポイントに交換できるのも魅力です。隙間時間にゲームをしたり、広告を見たりするだけでポイントが貯められます。ただし、ポイントサイトには次のような注意点があります。
- 案件によってポイントが貯まりやすいものとそうでないものがある
- 交換可能な最低ポイントと1ポイントが何円分で換算可能かチェック
- 安全性の高いサイトを選ばないと個人情報の流出などのリスクがある
ポイントサイトの口コミなどでは、「1日で1,000円儲かった」などといったものも見かけます。確かに嘘ではありませんが、貯められるポイント数は案件によって異なり、多くは1案件につき数円程度です。
高いポイントを貯められるのは、クレジットカードを契約したり金融機関の口座を開設したりする案件です。また、サイトを通じて高額な買い物をすれば金額に応じたポイントを貯めることも可能です。
効率的にポイントを貯めたいなら、高額案件が多いポイントサイトを選ぶとよいでしょう。そういった案件ばかりトライするのは無理、という場合でも毎日コツコツ貯めていけばポイントは確実に貯まります。
交換できる最低ポイントが低ければ、頻繁に交換が可能ですが、最低ポイントが高いと貯まるまでポイントを活用できないということになります。ポイント交換が可能な最低ポイントもチェックしておくと安心です。
また、ポイントサイトを始める前にチェックしたいのが安全性です。個人情報を詳細に入力しなければならないサイトは特に注意しましょう。
プライバシーマークやSSL対応など、個人情報がきちんと守られるシステムになっているかどうかを確認してから始めることです。
2枚目のクレジットカードは実績がある分審査が通りやすくなることはあるが甘いことはない
良いクレヒスを積んでいれば、2枚目のクレジットカードの審査において返済能力に関して信頼を得られるでしょう。しかし、審査が甘いということはありません。
クレジットカードを2枚持っていれば、どちらかのカードが磁気不良になったときなどはもう1枚のカードを使えるので便利です。
カードの2枚持ちは便利なものですが、2枚目のカードを持つためには現在のカードを利用するにあたり、支払いが無理なくできる使い方が大切。支払いができなければ信用情報機関に記録され、悪いクレヒスとなってしまうので注意しましょう。
無理な支払いにならない、また、支払いができない事態を回避するためにはどうずればよいかについて解説します。
支払い期限を守らないとブラックになり2枚目のカードは作れない
クレジットカードの支払い期限を守れるよう工夫をすることも必要です。特に2ヵ月以上支払いを滞納していると、信用情報機関に記録される可能性があります。信用情報に返済に関するネガティブな情報があれば、2枚目のカードは作れない可能性が高いでしょう。
支払い期限を守るには、支払い日を把握しておくことです。引き落としでの支払いにするケースも多いと考えられますので、口座に支払い金額が不足なく入っていることも確認しておきましょう。
給料などが入る口座をしておけばわざわざ入金をする手間を省くことができ、残高不足になるリスクも減るでしょう。また、支払い日が選べるなど、支払いしやすい日に引き落としができるカードを選ぶのもおすすめです。
引き落としができなかった場合の対処法は、カード会社によって異なります。再度引き落としをされるケースもあれば、コンビニ支払いの用紙で払うケース、銀行振込などさまざまです。
少しでも早く払った方がカード会社に対する印象も悪くならず、遅延損害金も減らすことが可能です。残高不足で引き落としができなかった場合は、すぐにカード会社に連絡をして指示を仰ぎましょう。
また、支払いが難しい場合は、「後からリボ払い」など、一回払いなどの支払いをリボ払いなどに変更できるケースがあるので利用するのも方法の一つです。
楽天カード | 翌月1回払い、ボーナス1回払い、キャッシング1回払いをリボ払いに変更可能 |
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イオンカードセレクト | 1回払いをリボ払いに変更可能 |
JCBカード | 1回払いをショッピングスキップ払い、分割払い、リボ払いに変更可能 |
カード会社によって、後から支払い方法の変更ができない場合や、分割払いへの変更はできないけれどリボ払いへの変更が可能など、種類や条件が異なります。
後から支払い方法を変更するには変更申込の締切日もあるので、早めに確認の確認が重要です。
支払い日を数日過ぎたからといってすぐにブラックになるわけではありませんが、カードの利用ができなくなります。さらに遅延損害金が発生するため、支払い額が増えてしまいます。支払い期限を守らないといろいろなデメリットが生じることになるため、支払い日はしっかり守るようにしましょう。
リボ払いに頼りすぎると支払い総額が増えるので支払い方法は慎重に選択する
クレジットカードの支払い方法は、主に1回払い、分割払いやリボ払い、ボーナス払いといった方法があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
中でもリボ払いは毎月の支払いが一定額で支払いしやすい点がメリットですが、リボ払いに頼りすぎると支払い総額は増え、支払いが困難になる可能性もあるという点を把握しておきましょう。
支払いが滞らないようにするためには、それぞれの支払い方法の特徴を踏まえ慎重に選択する必要があります。それぞれの支払い方法の特徴について見ていきましょう。
支払方法 | 特徴 | 注意点 |
---|---|---|
一回払い | 利用代金をまとめて一回で支払う方法。ほとんどのカードで選択可能。手数料がかからない。 | 利用しすぎると1回の支払い額が高額になる |
ボーナス一回払い | 夏や冬のボーナスで支払方法。手数料もかからず毎月の支払い負担を減らせる。 | 支払額によってはほかのことにボーナスを使えないことがある。対応していないカード会社もある |
分割払い | 利用代金を分割で払う。回数はカード会社によって異なり、24回~36回払いまでとしているケースが多い。支払回数を多くすることで毎月の支払い額の負担が少なくなる | 手数料がかかるため、支払回数を増やすと支払い総額が増える |
リボ払い(リボルビング払い) | 毎月の支払い額を一定額にする方法。いくら利用しても毎月の支払い額が変わらないので支払い負担も少なく、安心してカードを使える | 支払い回数が増えるほど手数料がかかる。方式によっては利用金額に応じて毎月の支払い額が増える |
リボ払いには次のような2つの方式があります。
定額方式 | 毎月一定の金額を支払う |
---|---|
残高スライド方式 | 支払残高(利用金額)に応じて、段階的に月々の支払い額が増える |
残高スライド方式は利用金額が増え、支払い残高が増えると、それまでの支払い金額より高い金額での支払いになります。どの段階で増えるのかを把握していないと、残高不足で支払いができなかった、ということにもなりかねません。
リボ払いの内容はカード会社によって異なります。
クレジットカードで支払う際、一括払いとしたはずなのに、リボ払いになっていたという相談があります。カードを申し込む際は、初期設定が「リボ払い」になっているカードもあるので、支払方法や規約をしっかり確認しましょう。
毎月の支払いがいくらになるのか、どういった方式なのかなどをあらかじめ確認をしておきましょう。
リボ払いは高額な買い物をしても、毎月10,000円、20,000円など決まった金額を支払えばよいので、カードを安易に利用しがちです。
しかし、利用金額に対して支払い額が少ないと、支払い回数が増えるに伴い手数料も払わなければなりません。支払額が少ないと利用可能額も増えていきません。その分カードの利用が制限されてしまうでしょう。
リボ払いは便利な支払い方法ですが、毎月の支払額が一定のため、支払い総額が増えていることに気づかず使い続けてしまうものです。
キャッシング機能を利用する際は使い過ぎに注意
クレジットカードにはキャッシング機能が付帯されているものが多く、キャッシング枠を選択すればお金を借りることが可能です。しかし使い過ぎると支払いが厳しくなることもあるので注意しましょう。
注意したい点の一つは、ショッピングの利用代金とキャッシングの利用代金は、それぞれ支払わなければならない点です。支払い月には両方の支払いが必要なので、支払いが高額になる可能性があります。
また、キャッシングの利用代金が払えなければ、キャッシングだけでなくショッピングもできなくなる点も注意しましょう。
キャッシングの支払い方法は主に、一回払いかリボ払いです。ショッピングのようにボーナス一回払いや分割払いはできないことがほとんどです。支払い日にいくら支払えばよいのか、両方の利用代金と支払い額を把握しておきましょう。
また、キャッシングには利息が発生します。
イオンカードセレクト | 7.8%~18.0% |
---|---|
セゾンカード | 12.0%~18.0% |
三井住友カード(NL) | 15.0%~18.0% |
一般的に上限金利は18.0%であることが多く、1万円を30日間借りた場合は147円(利息の計算式は、キャッシング利用代金×金利÷365日×利用日数)の利息を払うことになります。
上限金利は利息制限法という法律で以下のように決められていますので、それ以上の金利がかかることはありません。
◯元本の金額が10万円未満のときの上限金利 → 年20%
◯元本の金額が10万円以上から100万円未満のとき上限金利 → 年18%
◯元本の金額が100万円以上のときの上限金利 → 年15%
しかし、利用金額と利用日数が多いほど利息が増え、支払い額も増えてしまうので注意しましょう。
カードを必要以上に使わないようにすれば支払いに困ることはない
支払いができない、支払いが厳しい、という状態を避けるには、クレジットカードを必要以上に使わないことです。支払いが厳しい、と感じることはある場合は、次のような点がないかチェックしあるとすれば改善していきましょう。
- 利用明細をチェックしていないため利用代金や支払代金を正確に把握していない
- 支払額を把握していないのについカードを使ってしまう
- 支払いは必ず分割払いかリボ払い
- 浪費や衝動買いをする習慣がある
必要以上にカードを使ってしまわないようにするには、利用代金と支払額を正確に把握することです。クレジットカードはお財布や銀行にあるお金以上の金額を使える便利なものです。そのため、つい、収入に見合った利用可能額を超えて使ってしまうことも少なくありません。
もしくは、リボ払いだから今これだけ使っても支払いは10,000円で済むから大丈夫、と考え使い過ぎてしまうこともあるでしょう。
しかし、先にも述べたようにリボ払いでも支払残高によって支払額が増えることがあります。また、リボ払いで支払金額が一定のためカードをいくら使っているか感覚が鈍くなり、気が付いたら利用限度額いっぱいになっていた、ということも。
カードに頼った生活をしていると、カードが使えなくなったとき現金を使わなければならず、またはキャッシングやカードローンなどで借り入れをしなければならないこともあるでしょう。
そうなれば、カードの支払いをする際に支払う現金が足りなかったり、借入分の支払いでクレジットカードの支払いができなかったりすることもあります。
そのようなことを避けるためにも、利用代金と支払金額は正確に把握し、払えない金額になる前にカードの利用を制限しましょう。
クレジットカードの使い過ぎを防ぐポイントは次の通りです。
利用明細の確認 | 利用明細はこまめに、または定期的にチェック。リアルタイムで通知のお知らせをしてくれるサービスなどを利用するのもおすすめ |
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支払方法の選択 | リボ払いを利用しすぎない。できれば一回払いや2回払いで早めに支払いを済ませる |
利用方法の制限 | クレジットカードを利用するケースを固定する(携帯代や公共料金、サブスクのみにするなど)、またはコンビニなど少額な利用、もしくは一定以下の金額の場合はカードではなく現金で支払う |
使い過ぎ防止対策 | 利用可能枠を下げる、もしくはデビットカードに切り替える |
また、必要もないのに何となく買ってしまったということが多い場合は、購入前に本当に必要かどうかを確認してから買うようにしましょう。ほとんど利用していないサブスクや有料アプリなどがあれば、解約することをおすすめします。
リボ払いや分割払いは支払いが後回しになってしまうものです。手数料もかかり、完済するのが難しくなることも。利用代金は早めに払う方が手数料の負担も軽く、良いクレヒスにつながります。
使い過ぎをなかなか改善できない場合は、最初から利用できる金額を下げてしまうのも一つの方法です。もしくは、自身の口座に入っている金額しか使えないデビットカードを使うのも、使い過ぎ対策となります。
一定の利用限度額を超えたらカードを使わない、必要のないときはクレジットカードを持ち歩かないなどといった方法も使い過ぎ防止につながるでしょう。
「審査が甘いクレジットカード」に関連するよくある疑問
「審査が甘いクレジットカード」に関連するよくある疑問を集めてみました。参考になさってください。
Q 審査が甘いクレジットカードはありますか?
A 審査が甘いクレジットカードはないと言えます。なぜなら、甘い審査で契約をすれば、利用代金を払ってもらえない可能性があるからです。
クレジットカードを使えば現金がなくても買い物ができたり、サービスを受けられたりするのは、カード会社が支払いをするからです。
カード会社は利用代金として支払った分をカードの利用者に請求し、支払ってもらわなければなりません。そのためにも、支払い能力など信頼性について調査をする必要があります。
Q クレジットカードの審査に一度落ちてしまうと他のカードも審査通過はできませんか?
A 審査に一度落ちたとしても、他のカード会社の審査に必ず落ちるとは限りません。カード会社によって審査基準や審査において何を重視するかは異なるからです。
ただし、異なるといっても、支払いできる収入があることや、信用情報機関の情報をもとに審査をするという点は共通しているものです。無職だったり、信用情報に異動情報といった支払いに関するネガティブな情報があったりすれば、他のカード会社の審査も通らない可能性が高いです。
Q 自己破産してもクレジットカードは作れますか?
A 自己破産の手続きをした直後や5年~7年以内の場合、クレジットカードを作るのは厳しいでしょう。自己破産など債務整理をした情報は信用情報機関に登録されます。その情報が消えない限り、カードの審査に通ることはできないと考えた方がよいでしょう。
Q 一度に複数のクレジットカードは作成可能ですか?
A クレジットカードを一度に複数作成することは可能です。ただし、短期間で何枚ものカード会社に申し込みをするのは、審査においてよい印象を与えません。
一度に何枚も申し込みをすると、収入がなくて困っているのでは?など、支払い能力に対して信頼できないと判断される可能性もあるので注意が必要です。
Q クレジットカードの審査に落ちる原因は?
A 年齢のほか安定した収入がないなど、支払い条件に合っていないことや、信用情報に遅延や債務整理などの記録があること、短期間で複数の申し込みをしている、本人確認や勤務先の在籍確認ができない、といったことが主な理由です。
審査に通らない場合は家族カードやデビットカードなどを検討するのも一つの方法
審査が甘いクレジットカードはありませんが、ランクの高いカードより一般ランクのカードの方が審査に通りやすい、といったことはあります。審査に自信がない場合は、学生や主婦でも申し込みできるなど、対象が幅広く、条件が厳しくないカードを選ぶとよいでしょう。
信用情報に異動情報がある場合は、審査が甘いと言われているカードでも通過はできない可能性が高いです。その場合は、デビットカードやデポジットカードといったタイプのカード、または家族カードを発行してもらうなどといった方法も検討してみることをおすすめします。
カードの審査に通過しなければ利用できないので、審査が甘いカード選びも必要ですが、使い勝手が悪かったり、お得にならなかったりすると、使いにくいものです。
ポイントを効率よく貯められたり、支払い方法や支払い日が選択できたり、サービス内容を確認し、使いやすく、お得に利用できるカードを選ぶことも忘れないようにしましょう。