審査が甘いクレジットカード。おすすめの人別作りやすいクレカを紹介

2024.10.22

審査が甘いクレジットカードはないと言えるので、申込条件やカードの特徴などを確認し、自分の年齢や年収など自分の状況に合ったクレジットカードを選ぶことが必要です。

ブラックリストにのっている可能性がある、収入が少ないので審査が甘いクレジットカードを探している、初めてクレジットカードを作るなど、審査について不安を感じている人もいるでしょう。

そういった人に向けて、審査通過の可能性を高めるクレジットカードの選び方やおすすめのクレジットカードを紹介します。また、審査通過に向けての対策や落ちてしまった場合の対処法についてもお伝えしますので、参考にしてみてください。

目次

審査の甘いクレジットカードはないので不安要素に対処できるものを選ぶ

審査が甘いといったクレジットカードはありません。それでもクレジットカードを使いたい場合もあるでしょう。

クレジットカードの審査が不安な場合は、クレジットカードの調査において自分はどのような点が不安なのか?その不安要素に対処できる可能性のあるクレジットカードを選ぶとよいでしょう。

クレジットカードは利用代金を後払いできる便利なものです。それは、カード会社が買い物やサービスで利用した代金を払ってくれるからできること。カード会社は後で代金を支払ってもらえると信頼してクレジットカードを発行します。

信頼するには支払い能力を確認しなければなりません。支払い能力がない人にクレジットカードは発行できません。支払いがきちんとできるかどうかを調査するため、甘い審査はできないのですが、カード会社によって信頼度(審査)の基準や方法が異なります。

カード会社によって、申し込み者本人に支払い能力が必要な場合もあれば、配偶者や親などが支払えればOKとする場合もあります。また、クレジットカードには独自の審査をしているケースや、保証金を預けるデポジット型などがあります。
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年会費(税込) ポイント還元率 国際ブランド こんな人におすすめ
ライフカードch 5,500円 0.5% Mastercard 過去に延滞があり審査が不安
Nudge 無料 VISA 他社の審査に落ちた
Nexus Card 1,375円・発行手数料550円 0.5% Mastercard 保証金を預けるタイプでもよいから審査通過の可能性を高めたい
JCBカードW plus L 無料 1.0% JCB 収入のない専業主婦や学生
PayPayカード 無料 1.0% VISA、Mastercard、JCB 収入のない専業主婦や学生
エポスカード 無料 0.5% VISA 初めてクレジットカードを作る人

クレジットカードの特徴などを踏まえ、「これならカードを発行してもらえる」と思えるものを選びましょう。

支払いの延滞があり審査に通過が厳しい場合は独自審査のクレジットカードを選ぶ

過去にカードローンやクレジットカードの利用代金などを滞納していた、もしくは信用情報に事故情報などが登録されているブラックの状態だった、という場合は独自審査をしてくれるクレジットカードの審査を受けてみるのも方法の一つです。

カードローンやクレジットカードの利用代金を期日通りに払っていない場合、クレジットカードの審査には通らない可能性が高いです。特に60日間滞納していると、信用情報に遅延の情報が登録されるため、審査通過は厳しいでしょう。

また、債務整理やカードローンやクレジットカードを短期間で複数申し込む多重申し込みは、審査に影響します。申し込みの際、信用情報は必ず確認されるので、隠しておくわけにはいきません。

審査によくない影響を与えてしまうネガティブな情報は登録期間(5~7年)があるので、情報が永久に残るわけではありませんが、過去に返済遅延や延滞、債務整理などをしていると審査落ちするのではないかと不安になるものです。

カード会社によっては、過去にブラックだったなど返済や支払の遅延・滞納をしていても、現在は収入も安定していて返済可能、など個々の事情を参考に審査をするケースがあります。

もちろん、必ずカードが発行されるとは限りませんが、次の2つを検討してみるとよいでしょう。

  • ライフカードch
  • Nudge

ライフカードchは独自の審査基準で申込者一人ひとりを個別に審査してくれるクレジットカードです。

  • 過去に延滞がある
  • 他社のクレジットカードの審査に落ちた
  • 初めてクレジットカードを作る
  • 審査に不安がある

などの心配事がある人でも、申し込み可能です。

ただし、年会費がかかり、カードが届いた際に代金引換(現金)で支払いが必要です。

年会費(税込)
ライフカードスタンダード 5,500円
ライフカードゴールド 11,000円
ライフカードノワール 11,000円

ライフカードchには、海外旅行傷害保険も国内旅行傷害保険も付帯されています。また、弁護士無料相談サービスがあります。

ETCカードも年会費無料。ポイントは100円ごとに付き、初年度は1.5倍、誕生日月にはポイントが3倍です。

ライフカードch(スタンダード)の概要
申し込み対象 日本国内在住の18歳以上。電話連絡が可能な方
ETCカード あり
家族カード なし
特徴
  • 個別に独自審査
  • 弁護士無料相談サービスあり
  • 年会費はカード受け取り時に代金引換で支払い

Nudge(ナッジ)はAIなどによる独自審査を採り入れているクレジットカードです。審査が甘いわけではありませんがアルバイトやフリーランスでもカード発行が可能。できるだけ多くの人にクレジットカードを利用してほしいという会社の方針により、柔軟な審査を行っています。

Nudge(ナッジ)はアプリから申し込みができ、入力項目は次の7つのみといったシンプルな内容です。

  • 氏名とよみがな
  • 生年月日
  • 住民票のある住所
  • 電話番号
  • 職業
  • 利用目的
  • クレジットカード決済時の4桁の暗証番号

審査の際、勤務先などへの電話もありません。用意する書類も本人確認書類が1点でOK。審査日を含め、最短5営業日でカードが届きます。

不正利用があった場合でも7日間以内の申請で全額補償してくれます。カードを落としたり紛失したりしたらボタン1つで利用停止にできるので安心です。

都合のよいときにいつでも口座振込やATMから返済可能で、利用した翌月末までは手数料も無料です。

Nudge(ナッジ)の概要
申し込み対象 18歳以上
ETCカード なし
家族カード なし
特徴
  • AIなどによる柔軟な審査
  • 申し込みが手軽にできる
  • 不正利用時などは7日間以内の申請で全額補償

クレジットカードの審査に落ちた場合はデポジット型がおすすめ

柔軟な審査をしてくれるクレジットカードでも審査が甘いことはないため、カードを発行できないことがあります。その場合は、保証金を預けるデポジット型のクレジットカードを検討してみてはいかがでしょうか。

クレジットカードは決済も早く、現金を持ち歩かずに済むなど便利な点も多いため、クレジットカードを発行してほしいと思うのは当然のことでしょう。しかし審査通過できないと利用できません。

デポジット型のカードなら自分で保証金を預けて利用するものなので、カード会社にとって「支払いをしてもらえない」という心配はありません。他社の審査に落ちても、デポジット型であればカードを発行してもらえる可能性は高いでしょう。

保証金は50万円や100万円など高額な金額を用意しなくても大丈夫です。数万円の保証品でも利用できるケースもあるので、手元に高額なお金がなくても利用可能です。

ただし、預けた金額が利用可能金額になるので、預けた金額以上の利用はできません。高い買い物などができませんが、使い過ぎて支払いができなくなるということはないので、カードを作ると必要以上に使ってしまうという人にもおすすめです。

利用代金の支払いは保証金から支払われるのではなく、別途支払いはしていくことになるので利用代金や支払金額は把握しながら使う必要があります。保証金はカードを解約時には戻ってくる仕組みです。

Nexus Cardは5万円から200万円まで預けられます。

支払い方法は1回・2回払い・分割払い・リボ払い・ボーナス一括払いが可能。デポジット型だからクレヒスが積めないのでは?と不安になる人もいるでしょう。

遅延などせず、きちんと支払いをしていれば、クレジットヒストリーも積めるので、新規のカード発行審査においても有利になります。

また、200円で1円のポイントが貯まり、Amazonギフト券やマイル、電子マネーなどに交換可能です。

ショッピング専用カードなのでキャッシング機能はありません。旅行傷害保険やショッピング保険などの付帯保険もありません。ショッピング専用のカードとして利用することになります。

Nexus Cardの申し込みの流れは以下の通りです。

  • 申し込み
  • 審査・カード発行
  • カード受け取り
  • デポジットの支払い
  • カードが利用可能

必要であれば10万円以上のデポジットで同時にETCカードを申し込むこともできます。

Nexus Cardの概要
申し込み対象 18歳以上の方(高校生を除く)
ETCカード なし(10万円以上のデポジットで申し込み可能)
家族カード なし
特徴
  • デポジットの金額は5万円から可能
  • 支払い方法は1回・2回・分割・リボ払い・ボーナス一括払いがある
  • ポイントはAmazonや電子マネーなど交換先も多数

無職の専業主婦(主夫)は申し込み条件をチェックして選ぶ

専業主婦(主夫)など無職の場合は、配偶者貸付を採用しているカードを選びましょう。配偶者貸付を採用しているカード会社なら、申込者本人に収入がなくても配偶者に安定した収入があれば申し込みが可能です。

申し込み条件をチェックし、「配偶者に定期的な収入がある方」といった条件が記載されているクレジットカードを選びましょう。

その場合は、審査対象が配偶者になります。そのため、審査対象者に安定した収入があることや、信用情報にネガティブな情報がないこと、キャッシング枠を選択する場合は他社からの借入が多くないことなどが重要です。

申し込みをする際には旦那さんや奥さんに必ず相談をしてから申し込みましょう。カード会社によっては在籍確認の電話が勤務先にいく場合もあり、内緒にすることはできません。

クレジットカードを利用すれば支払いが生じます。お金の問題は夫婦間で風通しをよくしておいた方が大きな問題にならずにすむでしょう。

JCBカードW plus Lは年会費も無料でポイント還元率も高く、女性にとってお得な点が多いクレジットカード。申込条件も次のように記載されています。

JCBカードW plus Lのメリットの一つは、セブン-イレブンやAmazon.co.jpなどで使うと、ポイントの倍率が高くなり、効率的にポイントが貯まることです。

また、次のような特典があります。

  • ルーレット(月2回)で当たりが出ると2,000円分のJCBギフトカードがもらえる
  • コスメやホテルなどの優待、割引、プレゼントキャンペーンなどがある
  • 女性特有の疾病を対象とした保険サポートがある

さらに、事前に金額を設定することで設定金額を超えるとアプリなどで連絡が来るなど、使い過ぎ対策機能もあったり、カード番号が記載されていないナンバーレスカードでセキュリティ対策もしっかりしていたりするなど、安心して使えるカードです。

JCBカードW plus Lの概要
申し込み対象 18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入がある、または高校生を除く18歳以上39歳以下の学生
ETCカード あり
家族カード あり
特徴
  • 配偶者に安定継続した収入があれば無職でも申し込みできる
  • ポイント還元率が高い
  • 女性のための保険サポートやコスメ関連企業などの特典が多い

PayPayカードは年会費無料でポイントアップのチャンスも多いクレジットカードです。公式サイトには以下のように記載されているので、無職でも配偶者に安定した収入があれば申し込み可能です。

PayPayステップというシステムがあり、条件を達成するごとにポイントの付与率がアップし、ポイントが貯まりやすくなります。1ポイントは1円で買い物に使ったり、ポイント運用などに利用したりすることも可能です。

ポイント運用コースには、金(ゴールド)コースや複数の企業に分散して運用するコースなど、さまざまな投資コースがあります。ポイントで疑似運用体験ができるのは魅力です。ポイントには有効期限がない点もメリットでしょう。

PayPayカードはカード番号の記載がないナンバーレスカードで利用速報などもあり、安心して利用できます。

PayPayカードの概要
申し込み対象 満18歳以上でご本人様または配偶者に安定した継続収入がある方。本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方
ETCカード あり(年会費550円・税込)
家族カード あり
特徴
  • 配偶者に安定継続した収入があれば無職でも申し込みできる
  • 利用するほどポイントアップができる
  • ポイント運用コースが多彩

クレジットカードを初めて作る場合は店頭発行なら安心

信用情報機関に審査に影響する情報などがなくても、初めてクレジットカードを作るときには不安なものです。初めて作るからといって、審査が甘いことはありません。むしろ、初めて作る場合、クレヒスと呼ばれるクレジットカードの利用履歴がないため、信頼度が低いと判断されることもあります。

しかし、審査落ちしても理由は教えてもらえません。クレジットカードを作るのが初めてなら申し込みの際に誤った情報を申請しないこと、問題なく手続きができるなど申し込みが簡単にできることなどを目安に選ぶとよいでしょう。

エポスカードなら店頭で申し込みができ、審査通過できればその場でカードを発行してもらえます。インターネットからの申し込みも可能ですが、不安な点やわからない点があった場合に店頭ならその場で質問ができるので、間違いがなく、安心して申し込みができるでしょう。

店頭での申し込み手順は以下の通りです。

  • 申し込みに必要な書類をそろえる(運転免許証やパスポートなど)
  • マルイ店舗のエポスカードセンターに行く
  • 申し込み手続きをする
  • 審査
  • 審査通過後、カードが発行される(混雑具合にもよりますが約30分程度)

エポスカードのメリットの一つは、さまざまなお店での割引や特典が受けられることです。提携の居酒屋やカフェなどでワンドリンクサービス、会計割引、美容院や温泉施設、レジャー施設などの料金の割引など、利用可能店舗が多数あります。

また、クレジットカードに慣れていないと使い過ぎにも注意が必要です。エポスカードには、設定金額に達した場合に知らせてくれるアラート機能があります。

また、盗難や紛失した際の補償、不正検知システムなどのほか、ネットショッピング専用のカード番号を発行する「エポスバーチャルカード」もあり、不正利用防止対策をしっかりすることができ、安心して利用できます。

エポスカードの概要
申し込み対象 日本国内在住の万18歳以上の方(高校生を除く)
ETCカード あり
家族カード なし
特徴
  • 店頭で申し込み可能で最短30分でカードが発行される
  • 割引やサービスなどの特典を受けられる店舗が多い
  • 不正利用防止機能などが充実していて安心

流通系クレジットカードでも審査が甘いわけではないので対策が必要

クレジットカードには流通系、消費者金融系、銀行系、交通系などと分類されますが、中でも流通系は審査が甘い、通りやすいと言われることがあります。しかし、どの種類でも審査が甘いことはありません。

なぜ流通系のカードは審査が甘いと言われるのでしょうか?その理由について、また審査が甘いことはないので審査に通るための対策についてお伝えします。

流通系クレジットカードの審査が甘いとは一概に言えない

流通系クレジットカードを持っている人は多いものですが、誰でもカード発行ができる審査が甘いクレジットカードというわけではありません。

流通系というのは、スーパーやコンビニ、百貨店や専門店、またそれらのグループ会社が発行するクレジットカードのことです。流通系には種類も多く、対象となる年齢層や職業も幅広いため、多くの人が申し込めるのが特徴です。

遅延や滞納などがなく、返済能力において信頼できると判断されれば審査通過できる人も少なくありません。申込者が多い分、審査通過できる人も多いため、流通系は審査が甘いと言われることもあるのでしょう。

流通系のほかには、次のような分類があります。

分類 発行元 特色
流通系 スーパー、コンビニ、百貨店、家電量販店などの小売店 申込対象が幅広い、特典が多い、日常生活で利用しやすい
銀行系 銀行や系列会社 銀行関連のサービスが手厚い、セキュリティにおける機能が充実している
信販系 信販会社 レストラン、海外旅行などの利用において特典やサービスが充実している、トラブルにおけるサポートが手厚い
交通系 航空会社や鉄道会社 飛行機や電車などを利用する機会が多い人にとってお得なサービスが多い、海外・国内旅行傷害保険などが充実している
消費者金融系 消費者金融 審査スピードが早い、キャッシング機能が充実している
石油系 石油会社 ガソリンの割引や洗車割引、車のメンテナンス割引などがある
自動車系 自動車メーカーや関連会社 ガソリンの割引、レンタカー割引、駐車場割引、ロードサービス補償などの特典がある、ETC機能が一体化しているものもある

流通系は年齢が18歳以上、専業主婦でも配偶者に収入があれば申し込めるなど、収入があれば学生でも申し込みできる、アルバイトでもOKなど、多くの人が申込可能なケースが多いです。

しかし流通系だから審査がない、甘いというわけではないので、信用情報にネガティブな情報があったり、他社から借入が多く返済における信頼が得られなかったりすれば審査は通りません。

特に流通系は身近なお店で利用しやすい、ポイントアップなどがあるといったこともあり、初めてクレジットカードを作る人が選ぶことも多いものです。

他社のカードを持っていなければ、信用情報に遅延や延滞などの記録もなく、審査も通りやすいでしょう。そういったケースも多いため、審査が甘いと思われがちです。

しかし、流通系であっても誰もが審査に通るわけではありません。特に審査に不安がある場合は、審査通過するためには、対策をしておく必要があります。

属性や状況に合ったクレジットカードを選ぶ

審査に通るには、現在の自分の属性や状況に合ったカード選びが必要です。

属性とは申込者の返済能力を判断するための情報で、主に次のようなものが挙げられます。

  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 年収
  • 役職
  • 雇用形態
  • 家族構成
  • 住居(賃貸、持ち家) など

カードの利用代金を問題なく払ってもらうには、安定した収入が継続することは重要です。勤続年数が長い、役職についている、公務員、正社員などの方が、支払いに関して信頼度が高くなります。

住居に関しては持ち家の方が資産があると判断される場合もあれば、ローンの支払いがあると判断される場合もあります。どのように判断されるかは、カード会社によって異なる点もあります。

年収がそれほど多くない場合、ステイタスの高いゴールドやプラチナなどの審査を受けても、落ちてしまう可能性は高いでしょう。また、自分に収入がない場合は、無職でも申し込みできるカード会社であることが必要です。

現在の自分の状況はどのクレジットカードに合っているかを考え、適したものを選びましょう。

信用情報が回復するのを待つことでカードが発行される可能性が高まる

カードの発行において、信用情報機関に記録されている情報は重要です。信用情報にネガティブな情報が登録されている以上、カードの発行はできない可能性が高いでしょう。情報の登録期間が過ぎれば情報は抹消されるので、その時までカードの発行を待ちましょう。

カードの発行に影響を与える可能性の高い主な情報と登録期間は以下の通りです。

CIC JICC 全国銀行個人信用情報センター
支払い遅延や延滞 5年 5年 5年
強制解約 5年 5年 5年
保証履行や代位弁済 5年 5年 5年
破産申立 5年 5年 7年
申し込み情報 6ヵ月 6ヵ月 6ヵ月

信用情報が回復されないまま申し込みを続けても、審査に落ち続ける可能性もあります。短い期間にいくつものカード会社に申し込めば多重申し込みといって、支払える現金がないのでは?収入が少なくて困っているのでは?などと判断され、審査においてはマイナスになります。

信用情報機関に一度登録された情報は、間違いではない限り早く回復することや、抹消してもらうことはできません。信用情報機関に登録されている情報に関して確認したい場合は、情報開示を申請しましょう。

情報開示はインターネットと郵送、どちらの方法でも確認できます。開示方法や情報機関によって手数料は異なります(500円~1,500円程度)。希望する方法で信用情報を確認してみるとよいでしょう。

良いクレジットヒストリーを積むことで審査が通りやすくなる

良いクレジットヒストリー(クレヒス)を積むことを目指すことも重要です。ブラックとは反対に、クレジットカードやカードローンの信用情報が良いものであれば返済能力における信頼が高くなるので、審査も通りやすくなります。

クレジットカードやローンなどの利用がない人の場合信用情報には記録がないため、「スーパーホワイト」と呼ばれます。一方で、支払いの遅延や滞納、債務整理や強制解約などがあっても登録期間が過ぎれば情報が削除されるため、「ホワイト」になります。

どちらもブラックではないため審査通過できる可能性はあるのですが、全く情報がない場合、返済能力に関しても判断できないため審査通過できない可能性も否めません。

特に30代以上で信用情報がホワイトの場合、過去に遅延や滞納などをしていた可能性があると判断されることもあります。

審査によい影響を与えるには、良いクレヒスを積むことも大切です。良いクレヒスを積むには、支払いや返済の遅延、滞納をしないことです。

例えば、公共料金などの支払いをクレジットカード払いにすると、定期的な支払いを継続的にきちんと行っているというクレヒスが築けます。その結果、返済に関する信頼を高めることができます。

キャッシング枠を設定しない方が審査はスムーズにいく可能性が高い

審査通過の可能性を高めるには、キャッシング枠を選択しないことです。多くのクレジットカードにはショッピング枠のほかキャッシング枠がつけられるようになっています。付帯するかしないか、選択できるケースも多いです。

キャッシング枠をつければ1枚のカードでショッピングだけでなく、お金を借りることが可能ですが、選択すればキャッシングに関する調査も必要になるため、状況によっては審査がスムーズにいかないことがあります。

キャッシング枠をつけても支払いが大丈夫かどうかの調査では、他社からの借入金額、返済状況などを調べます。総量規制という法律に従い年収の3分の1を超える金額は貸付できないため、申込者が他社から借り入れている金額を確認する必要があるのです。

返済遅延などがあればもちろん、他社からの借入が多い、借入件数が多いなどといった状況があれば、支払いに関する信頼も得られないと判断されかねません。

少しでもスムーズにカードを発行したい場合は、キャッシング枠は選択しない方がよいでしょう。

クレジットカードの審査に落ちた場合の対処法

対策をしてもカードを発行してもらえないこともあります。その場合の対処法について解説します。

審査に落ちた原因を考えて対処する

なぜ審査に落ちたのか、原因を見つけてそれを改善しましょう。審査に落ちてもカード会社ではその理由を教えてくれることはありません。審査に通るためには、落ちた理由を自身が認識する必要があります。

カードが発行できなかった原因としては、以下のようなことが考えられます。

  • 支払い遅延や滞納、債務整理などの事故情報が信用情報機関に記録されている
  • 他社からの借入金額が多い
  • ステイタスの高いカードなど収入や返済能力に見合わないカードに申し込んだ
  • 虚偽の申告をした

カードが作れない原因の多くは、信用情報に問題があることや返済能力に見合っていないカードに申し込んだことと考えられます。

信用情報機関に登録してある情報が消えるのを待つと同時に、収入を増やす、アルバイトから正社員を目指すなど、支払いに関する信用を高められるとよいでしょう。

審査通過できる可能性の高いデポジット型のクレジットカードを検討する

審査通過できる可能性の高いクレジットカードを選択するのも方法の一つです。おすすめなのはデポジット型のカード。保証金が担保になるため、審査が通りやすいでしょう。

保証金を準備しなければならず、利用可能な金額も保証金と同額までですが、分割払いやリボ払いも可能で、基本的な機能は通常のクレジットカードと同じです。

保証金は増額することもできますが、使い過ぎないようにしたい人におすすめです。

審査不要の家族カードを申し込んでもらう

家族カードなら審査不要でクレジットカードを利用できます。親や配偶者が家族カード作成可能なクレジットカードを所有していれば、追加でカードの発行が可能です。

カード会社によって詳細は異なりますが、支払い方法や特典など基本的な内容は本会員と同じです。ポイントも貯められるので、本会員だけでポイントを貯めるより効率的に貯められるでしょう。

ただし、利用可能金額は本会員の利用可能限度額の範囲内です。支払いも本会員の利用代金と一緒に引き落としされるので、使い過ぎると本会員に迷惑をかけることもあるので注意しましょう。

また、カード会社によって発行できる枚数に制限があったり、発行手数料がかかったりすることもあるので確認が必要です。申し込みは会員専用サイトなどからの申し込みや、店舗、または申込書を郵送してもらうなどの方法があります。

カードを利用しなくても済むよう収支を見直す

カードを作れなかったら、カードを使わなくても困らないよう収支を見直してみましょう。目的にもよりますが、節約をすれば現金だけで済む場合もあるのではないでしょうか。

まずは日常生活の中で無駄にお金を使っていると思うことをやめてみましょう。

  • 外食が多い場合は自炊を増やす
  • 必要がないときはコンビニに寄らない
  • 衣類や靴など高級ブランド品にこだわらない
  • 可能な範囲でタクシー、電車、バスなどを使わず歩く
  • 衝動買いをしない

大切なのは収入に見合ったお金の使い方をすることです。収入以上の買い物をクレジットカードに頼っていれば、支払いが苦しくなるのは当然のこと。まずは収入の範囲内で生活ができるようにしましょう。

大きな節約をするには固定費を見直すことです。

  • 家賃の安いところに引っ越す
  • 住宅ローンの借り換えや繰り上げ返済などを検討する
  • 電気・ガス料金の会社を比較検討してみる
  • 携帯電話やプロバイダなど通信費を見直す
  • サブスクや習い事などで必要のないものはやめる
  • 生命保険や投資などが適しているか見直す

携帯電話会社や電気・ガス会社などは、さまざまな料金プランを出しています。特に携帯電話などはこまめに見直すことで毎月の料金を見直すことが可能です。

サブスクや保険、投資などは本当に必要か、自分や家族に合っているかなどを再度検討してみましょう。

自分では「ここなら審査が甘いのではないか」と思い申し込んだとしても、落ちてしまう場合もあります。そのときはがっかりするかもしれませんが、お金の使い方を見直すチャンスだと考え、クレジットカードを使わない生活を目指してみるのもよいでしょう。

アルバイトや物を売るなどして収入を増やす

今すぐお金が必要だったり、高額な買い物が目的だったりする場合、カードを発行してもらえないと困ってしまいます。その場合はお金を作ることを考える必要があります。お金を作る方法には、次のようなものがあります。

  • リサイクルショップなどで物を売る
  • 質屋でお金を借りる
  • アルバイトなどでお金を稼ぐ

リサイクルショップなら、衣類や靴、本やゲーム関連商品、家電、アクセサリーなどさまざまなものを買い取ってくれます。もう使わないものなどがあれば、持って行ってみましょう。1点の買取価格が安くても、数量があればまとまった金額になります。

ブランド品や貴金属などはリサイクルショップでも買い取りをしているケースも多いですが、金やブランド品の買取専門店の方が高値で買い取ってくれる可能性が高いです。専門店は知識や経験の豊富な鑑定士が在籍しているので正しい査定をしてくれます。

売却はしたくないという場合は、質屋に預けるという方法もあります。利息と元金を返済すれば預けた物は戻ってきます。支払いができない場合でも利息だけ払えば預けておくことも可能です。

お金を稼ぐならアルバイトや副業をしましょう。即日払いのお仕事なら勤務終了後、すぐに現金を手に入れることが可能です。副業などが可能であれば、会社帰りや会社が休みの日などにできる範囲でアルバイトをしたり、在宅での仕事を見つけたりしてみてはいかがでしょうか。

「審査が甘いクレジットカード」に関連するよくある疑問

「審査が甘いクレジットカード」に関連するよくある疑問を集めてみました。参考になさってください。

Q 流通系のクレジットカードならブラックでもカードを発行してもらえますか?

A  流通系のクレジットカードでもブラックの場合審査通過は厳しいので、クレジットカードは発行できない可能性が高いです。ブラックなど信用情報に問題がある場合は、デポジット型など保証金を預けるタイプのカードを検討してみるとよいでしょう。

Q 最短即日発行のクレジットカードは審査が甘いですか?

A  最短即日発行のクレジットカードでも審査が甘いということはありません。審査時間が短くても、本人確認や支払いに関する信頼度などはきちんと調査していますので、甘い審査でカードを発行することはありません。

Q アルバイトでもクレジットカードは作れますか?

A  アルバイトでも収入があれば申し込みができるクレジットカードは数多くあります。ただし、ステイタスの高いゴールドやプラチナ、または年収や雇用形態などに条件のあるカードは審査が通らない可能性もあります。

Q クレジットカードの審査に通過するためにはどうすればよいですか?

A  年齢や収入など自分の状況に合ったものを選びましょう。原則、支払いの遅延や滞、債務整理などの記録が信用情報にあると審査通過はできないので、支払いは期日通りにして信用情報に悪い記録を残さないことです。

Q 審査が甘いクレジットカードの見分け方はありますか?

A  審査が甘いと言ったクレジットカードはないので見分け方というのはありません。

審査に通る可能性を高めるには、年収や他社からの借入金額、年齢、雇用形態など条件が厳しくないものを選ぶことです。ゴールドやプラチナよりスタンダードのランクのカードの方が、審査通過の可能性は高くなるでしょう。

カードの申込条件や特徴を確認し自分の状況に合ったものを選ぶ

審査が甘いクレジットカードはないので、審査に通るには自分の状況に合ったカードを選択して申し込む必要があります。

年齢、安定した収入が申込者本人にある・なくても配偶者にあるなど、条件を確認したうえでクレジットカードの特徴を踏まえて選ぶことです。審査に不安がある場合は、デポジット型や家族カードなどを検討してみるのもおすすめです。

お金の使い方を見直して、カードに頼り過ぎない生活をすることも大切です。審査に通らないようであればクレジットカードを使わずに生活ができるよう、家計を見直してみましょう。